こんにちは!週末いかが過ごされましたか?
日本は桜が咲き始めているようですね♪
フランスもびっくりするぐらい春めいています!こちらにも濃いピンクで大きい花びらの桜があります、そろそろ咲くのかな〜。
昨日はモーツアルトのオペラ『ドン・ジョバンニ』(抜粋)の合わせの後、母校パリ国立音楽院でハイドンの『月の世界 Il mondo della luna』を見に行く為、パリに出ました。
私の住んでいるところはパリから電車で25分南下したところにあります。ついでに言うと勤務先はうちから更に20分南下するので、パリに行こうとはなかなか思わなくなります。
ということで、数日ぶりのパリでした。
話が逸れましたが、モーツアルトのドン・ジョバンニはどの瞬間も素晴らしい。個人的に最終幕の石像になった騎士団長のシーン、コメディな本作が一気に緊張感を持って闇さえ感じ、惚れ惚れします。
ハイドンの『月の世界』初めて見ましたが、このオペラは月に違う世界があると夢見る主役の豪商ブナオフェーデが本当におバカで、自分の娘達や愛する召使いを虎視眈々と狙うエセ天文学者やその周りの男達にまんまと騙されて、娘たちとその男たちが結婚することなるという物語なのですが、最後までコメディー色で面白かった!(あらすじ相当割愛しています。)
歌手たちはパリ音楽院のマスター最終学年の生徒たちで既にプロとして活躍を始めている新星たち。豊かな音楽性とそれぞれが個性を生かした役を見事に演じ、最後まで引きこまれました。主役のエドウイン君が言葉のニュアンスや様々な音色の違いで、まるで本人?みたいな錯覚さえ起こるブナオフェーデを演じ、素晴らしかった!!オケもパリ音楽院の生徒たちによる演奏で、指揮者のティト・チェッケリーニ氏の爽やかなセンスが光っていました。チェンバロの子もレチタティーボ凄かったなあ。
3月16日まで上演しています↓
www.philharmoniedeparis.fr
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